そうです、私がスギヤマです。

農的暮らしを追っかけてます。農業日誌やら、地域イベントやらを紹介、たまに自己啓発しだします。

「やってみないとわからない、という敵。」

 

こんにちは。

 

「素性を明かしましょう」

が最近のコンセプトです。スギヤマです。

note.mu

 

今日の作業のシェアを。

心の葛藤を書きました。

 

・ソラマメの誘引

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今日はソラマメの誘引をやってみました。

 

センパイ農家の丸山さんはソラマメを誘引しません。

丸山さんは、「いかに品目ごとの手数を減らすか」を大切にする人で、

「やらなくていいこと」を、絶妙に見極めます。

経営者にめちゃめちゃ大切な考え方ですね。

 

初心者はとにかく、

センパイのやり方を徹底的にマネする、

というのが鉄則なのですが、

今回は、ついその掟をやぶってしまいました。

 

ぼくの住む、愛知県知多半島の先端、南知多町という場所では、

海沿い、ということもあり春風がとても強く吹きます。

 

なので、ソラマメは誘引しないと、風にあおられてしまい、

思うように生育していきません。

 

なぜ丸山さんは誘引をしないのか…。

その答えはもうしばらく先にしか分からなさそうです。

(教えず、結果で伝えるタイプの人です。)

 

農業は、とにかく1シーズンに1回しか失敗ができません。

今回の失敗を活かすには、来年まで待たなくちゃいけないのです。

 

なので、とにかく前のめりで失敗しにいかなくては、

どんどんいろんなことが先延ばしに。

 

今回も、「ソラマメはやめときなさいよ」と数件の農家さんに言われましたが、

その真意を確かめるべく、挑戦してみております。

 

きっと数カ月後には「なるほどな」になっていると思います。

 

この、「やってみないとわからない」ってのが

スタートアップの人間としてはどうしていいかわからない心の持ちようですよね。

難しいです。やらなくていいこと、ってあるしなあ。

 

今日は早速、たくさんのアブラムシさんたちが。

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気持ちのいい写真ではないので、わざとちょっと分かりにくく。

いらっしゃいませー

 

こういうところもソラマメの難しいところですね。

 

ぼくの見立てでは、マメ科は自分で窒素固定していくので、

後半、窒素優勢の育成になってしまい、繊維が弱い成長点に

アブラムシが、寄ってくる、という見積もりです。

 

本当はその他の微量要素なども追肥してあげるといいんだろうなあ。

 

けど、そこも丸山さんをマネすると、追肥は避けたい。

(丸山さんは追肥しないひと)

 

いろんな方法を考えます。

 

とにかく、「誘引」は、あまりの風の強さにびびったぼく、

もうちょっと言うと、

「意外と上手につくれているソラマメをムダにしたくない」

というスケベゴコロがそうさせています。

こういうのって、だいたい余分なことだったりしますよね。

 

なので、実験として、3列あるうちの1列は誘引せずにしてみました。

さて、どうなることやら。

 

失敗は1年に1回しかできません。

どんな失敗の仕方をするかが、最初とても大切。

 

丁寧に見守りたいと思います。

 

うまいんだよなあ、とれたてソラマメ。

ぜひ食べたい、食べてもらいたい。

 

今後に期待です。

 

今日も最後までありがとうございました。

センパイの選択と日々格闘です。

スギヤマでした。

 

◎とるたべる

http://toru-taberu.hatenablog.com/