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そうです、私がスギヤマです。

農的暮らしを追っかけてます。農業日誌やら、地域イベントやらを紹介、たまに自己啓発しだします。

映画「アラヤシキの住人たち」鑑賞会@南知多ゲストハウスほどほど

 

みなさん、こんにちは。

 

映画

「アラヤシキの住人たち」

 

を観てきました。

 

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長野県小谷村の「アラヤシキ」

共同生活を営む人たちの日常を描いた

ドキュメンタリー映画です。

 

 

南知多ゲストハウス「ほどほど」さんにて

上映会が行われる、ということで

行ってまいりました。

 

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ぼくの感想を先にピックアップすると、

 

 *映像、めちゃめちゃキレイ。

 *百姓、すごい。

 *共同生活、大変。

 *ドラマチックな日常。

 

*映像、めちゃめちゃキレイ。

 

最初から最後まで通して、

すごく美しい自然の風景や

穏やかな人間関係を描写した

映像が続きます。

 

長野県の山奥、というロケーションも

あるでしょうが、全体的にすごくキレイ。

 

朝霞の中、少しずつ日が昇ってくる

朝日を浴びながらラジオ体操をする住人。

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それぞれの四季を感じさせる描写。

水を張ったの田んぼ、若芽の芽吹き、

夏野菜の収穫、稲刈り、雪かき。

さまざまな動物や昆虫。

 

至るところで、

 

「うわぁ。自然、めっちゃキレイ。」

と感動させてもらいました。

 

 

*百姓、すごい。

 

百姓、すごいです。

 

田植えや収穫はもちろん、

「アラヤシキ」の土壁修復””屋根の葺き替え

床板掃除”。排水をするための土木工事”。

雨で道がぐちゃぐちゃになれば、そこの

道路整備なんかも行います。

 

いや、百姓すごいなぁ。

 

そこまで「自給自足」というほど

隔離された世界ではないのですが

(随所で、ガス、電気、石油を使ってる

 場面は出てきます。スマホとかも使ってます)

 

ほとんどの部分は自分たちで

手直しができてしまう。

 

「大変」という言葉ではひとくくりにできない、

生き生きとした人間の営みを感じられます。

 

 

*共同生活、大変。

 

共同生活、大変です。

 

この「アラヤシキ」には

障害者の方たちも一緒に暮らしています。

 

そんな人たちと一緒に、

役割分担をして、作業をしていく。

 

映画の中でも、

田植えをしなくてはいけないのに

まったく手伝おうとしない人が登場してきます。

 

それを見ながらぼくは

 

「うわぁ、これ当事者だったら

 絶対にストレスになるなぁ」

 

と思いました。

 

自分自身、仕事で共同作業をしている時は

 

「思っている以上に相手が働いてくれない」

そんな時はかなりイライラしてきます。

 

なるべく理性で

「大丈夫、大丈夫」

 

と自分に言い聞かせても、やっぱり

イライラしてきます。

 

だって「さっさと作業終わらせたい」から。

 

なのにそれを手伝ってくれないとなると、

共同作業をする「意味が無い」。

 

「帰ってくれ」

と思うわけですよ。

 

 

ですが、ここ「アラヤシキ」では

そういうわけにもいかず

 

なんせ共同生活をしているわけですからね。

仕事でイライラしていては、

帰ってからのプライベートでもイライラしてしまいます。

 

 

それが障害者となるとまた1つハードルが上がる。

無理に強く言いにくい雰囲気も出てしまう。

 

この作品の中では、その人に対しての

対応はすごくソフトで、

 

「いい意味であきらめている」

接し方でした。

 

「頑張っててえらいね」

と優しく声掛けしていました。

 

そもそも

「早く作業を終わらせる」

ことを目的としていないんだろうな。

 

 

「人はみんな違って、みんな良い。」

「それぞれがその人の個性だ」

「競争社会じゃなくて、協力社会」

 

という理念のもとに創られている

この「アラヤシキ」。

 

その崇高な理念と、

現実の厳しい場面とに

深く考えさせられます。

 

 

*ドラマチックな日常。

 

いわゆる「ドキュメンタリー」映画なので、

役者さんが演じているわけではありません。

 

しかし、あらゆる場面に

 

「これホントにドキュメンタリーかよっ!」

と思えるほどたくさん、

 

「ドラマチック」な場面が出てきます。

 

 

◯一度、何も言わずに帰ってこなくなった

 青年が再び戻ってきて騒然となる。

◯ヤギの出産

◯仲間の旅立ち

◯仲間の出産、子育て。

◯アラヤシキでの結婚式

 

たくさんの出会い、別れ、誕生が見られます。

 

これって数年間撮影をしていた中で、

これだけのドラマが生まれているんだよな、と。

 

なんてドラマチックな場所なんだろう、

アラヤシキ。

 

 

今の日常に慣れていては、

なかなかここまで目まぐるしい

ドラマは巻起こらないんじゃないかな。

 

 

一緒に住んでいる人が勝手に出て行って、

ある日ふと戻ってきて。

 

一緒に住んでいる人が

出て行ってしまって、

 

一緒に住んでいる人が

子どもを産んで、

 

自分の家で結婚式して。

 

 

これだけのことが数年間で

ぽんぽんと起きていく。

 

ホントに生命力に満ちた場所だなぁ、と。

 

 

 

***

 

 

もともとこの「アラヤシキ」は

特定非営利法人の「共働学舎」という

組織が運営している共同体。

 

ぼくが大学時代に住んでいた

北海道の帯広の近くにもこの

「共働学舎」さんが営む共同体がありました。

 

ホームページの説明では

 

「米や野菜を作り、糸を紡いで機を織り、動物を飼う。

 それがここでの暮らしです。

 どんな能力の人間でも大切な命を尊重しあう共同体。

 「共に働く学び舎」「農業家族」として、

 生きることの根源的な意味を考えます。」

 

とあります。

 

真の平和社会を目指して活動をしている人たち。

 

自分も常々、

 

「世界中が平和でさえあってくれれば

 なんでもいいのになぁ」

と思うのですが、

 

やっぱり結局

「なかなかそうもいかないわなぁ」

 

と思うのが毎日。

 

 

しかし、その「心の平和」に

真剣に真正面から全力で命をかけて

向き合っている人たちがいる。

 

なんだかすごいことだな。

 

この映画が、少しでも「平和」について

真剣に考えられるような、

そんなものになると良いな、と思いました。

 

 

またみなさんも、

見られる機会があれば見てみてください。

 

 

スギヤマでした。

 

アラヤシキの住人たち

arayashiki-movie.jp